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関節リウマチの可能性あり症状や治療法は

2017/07/13

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膝が痛む・・関節リウマチの可能性あり症状や治療法は?

関節リウマチという病気を知っていますか?
この病気は放置すると、いずれは寝たきりになってしまう怖い病気です。
今は医学が発達し、早期発見・早期治療でかなり症状が緩和します。
そこで今回はこの関節リウマチについてみていきますよ。
他人事ではありません。ぜひ参考にしてくださいね。
大竹尚斗 尚斗 大竹

柔道整復師
CSCS(NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
救命技能認定

・東洋大学ライデザイン学部健康スポーツ学科卒
・さいたま柔整専門学校卒

スポーツに本気で取り組むアスリートや学生のサポートをするため、スポーツ系の大学を卒業したのち国家資格である柔道整復師を取得。
接骨院に勤務しながらNSCAの上位資格であるCSCSを取得し、現在は柔道整復師の医学的な目線を活かしながらコンディショニングや身体能力向上専門のパーソナルトレーナーとして活動している。

膝が痛い関節リウマチとは

膝が痛い関節リウマチとは

関節リウマチとは、関節に炎症が持続して腫れや痛み、そして症状が進む関節が破壊されてしまい変形してしまう病気のことを言います。

放置すると、関節破壊の進行が進み寝たきり状態になってしまいます。

関節リウマチは発症後2年間がもっとも進行速度が速く、この2年間で軟骨、骨が変形、関節破壊が起こります。

以前は、関節リウマチは不治の病として、痛みを和らげる治療方法しかありませんでした。
しかし、近年の医学の発達により早期発見ができるようになり、関節破壊を防ぐことが出来るようになりました。

関節リウマチは、30代〜50代の人に多く発症し、男性よりも女性の患者数が多い病気です。
少しでもおかしいなと思ったら、病院の受診がおすすめです。

症状

・関節が腫れる、痛みがある
・症状が左右対称に起こる
・関節のこわばり(朝が一番ひどい)
・微熱、倦怠感

などが主な症状です。
関節リウマチと聞くと、関節だけに症状が出るイメージですが、実は全身にも症状が現れます。

放置すると間質性肺炎、肺病変、目の症状、皮膚との症状など、どんどん進行していってしまいます。

初期は関節の軽い痛みと炎症、貧血といったものがあります。
すこしでも関節に違和感を感じたら検査をして、関節リウマチかそうでないか診断を受けましょう。

早ければ早いほど、関節破壊を食い止められますし、将来寝たきりになってしまうこともありません。

原因

関節リウマチは、免疫システムが関係していると言われています。
私たちの体には、免疫システムが備わっていて、ウィルス等から体を守ってくれる機能がります。

しかし、関節リウマチの場合、この免疫システムに異常が起き、自分の関節を異常なものとして攻撃してしまうため、関節リウマチが発症してしまいます。

こういった免疫システム異常から起こる病気のことを、自己免疫疾患や、自律免疫疾患と言います。

ではどうしてこの免疫システムの異常が起こってしまうのかは、実はまだはっきり解明されていません。
さらに男性よりも女性に置く発症する原因もわかっていません。

変形性膝関節症と関節リウマチの違いとは

変形性膝関節症と関節リウマチの違いと

膝の関節の痛みと聞くと、有名なものでは、変形性膝関節症もありますよね
関節リウマチとは何が違うのでしょうか。

変形性膝関節症は、膝の関節だけに痛みが起こります。
さらに病気が進むと骨が変形していきますが、膝の関節のみの変形になります。
他の部分に症状はでません。

しかし、関節リウマチの場合、手首、手の指、膝といった体の関節に痛みが起こります

また、左右対称に関節症状が起きたり、倦怠感、発熱といった全身症状もあります。

変形性膝関節症は、安静にしていれば痛みが和らぎますが、関節リウマチの場合安静にしていても痛みがなくならないという違いもあります。

関節リウマチの診断方法は

関節リウマチの診断方法は

では関節リウマチはどのように診断されるのでしょうか
まず、関節リウマチかもと思ったら、内科や整形外科に行きましょう。

ここで大切なのは、リウマチ治療経験が豊富な病院を選択することです。

さらに今ではリウマチ専門のリウマチ科を設置している病院もあります。
病院に行くと、レントゲンと血液検査でリウマチかどうか判断します。

レントゲンでは、骨や関節の変形がないかどうか確認します。
そして大切なのは血液検査です。
リウマチは、免疫疾患なので血液検査をすると免疫系の数値に異常が現れます。
リウマチ因子の有無、血小板の増加、CRP値を調べて判断します。

しかし、リウマチ以外の病気も考えられるので、アメリカのリウマチ学会の診断基準がよく使われています。

・関節のこわばりが朝1時間以上持続する
・関節が3ヶ所以上腫れている
・手指や手首に関節の腫れがある
・左右対称に関節が腫れている
・皮膚にしこりがある
・血液検査のリウマチ因子の有無で陽性になった
・レントゲンで手や関節に異常がある

以上7つのうち4つ以上獲得するとリウマチと診断されます
ぜひ参考にしてくださいね。

関節リウマチの治療方法は

関節リウマチの治療方法は

では最後は関節リウマチの治療方法について書いていきます。
リウマチ治療は寛解といい関節リウマチの症状をなくすことを目的としています。

以前は痛みの緩和までしかできなかった治療も、寛解の状態まで持っていくことが出来るようになりました。

寛解とは

・関節の痛み、腫れがない
・検査数値も異常が見られない
・関節破壊の進行がない
・身体機能の障害の進行がない

これら4つの状態で寛解と言えます。
もちろんこの後も抗リウマチ薬をしっかり飲み続けなければなりません。

①薬物療法

関節リウマチと診断されたら、薬物療法が基本となります。
早期発見・早期治療が出来れば薬の服用でかなり症状が緩和します。

リウマチには、消炎鎮痛薬、抗リウマチ薬、ステロイド等たくさんのものがありますが、まずはじめは、リウマトレックスという薬を使用します。

しかし、人によってはこのリウマトレックスが使えないということもあります。

その場合は、アラバかアザルフィジンやほかの抗リウマチ薬が使用できるので医師にしっかり相談します。

まず抗リウマチ薬から始め半年様子をみて、半年後効果がみられたら治療を継続します。

しかし、効果が得られなかった場合、最先端のバイオテクノロジーによって生み出された生物学的製剤を追加して様子を見ます。

生物学的製剤には、リウマチを引き起こすサイトカインという物質に作用して、病状の進行を食い止める効果があります。

他の抗リウマチ薬に比べて数倍の抗炎症作用がありますよ。
この間に合併症の有無等の確認はしっかりしてくれます。

ここでも半年ほど治療し効果があれば治療を継続し、なければほかの生物学的製剤を使用していきます。
これを繰り返し、自分に合った薬を見つけていき寛解を目指します。

②リハビリ

日常生活での動作指導や、障害となっている関節の運動を改善し、日常生活動作を高めて行きます。
回数や、スケジュールは患者の状態に合わせて理学療法士や専門医が指導に当たります。

痛みが強い場合、腫れがひどいときは無理をしなくてもいいので、その都度担当医師に伝えていきましょう。

③手術

関節リウマチでの手術は最終手段となっていて、薬物療法もリハビリも効果がないという時に行われます。

関節固定術

破壊してしまった関節を一つの骨にする手術になります。
固まって動かなくても生活に支障がない関節に対して行いますが、術後生活に不便を感じます。
しかし痛みは全くなくなり、関節の安定感は得られます。

人工関節置換術

破壊した関節に人工関節をいれて、関節の再建を図る手術になっています。
膝にはこの人工関節置換術がよく行われます。
術後はリハビリをしっかり行うことで、関節としての機能をしっかり果たします。

腱移行術

手の指の腱が切れてしまったときに行われます。
健康な指の腱を移行して、再度指が伸びるようにします。

滑膜切除術

薬物療法に効果がなく、ずっと痛みが持続しているときに行われます。
滑膜と取り除くことで腫れがや痛みが治まります。
しかし、膝や股といった体重がかかる部分は再発することもあります。
以上が関節リウマチで行われる手術になりますがこれらは100%の成功を保証するものではありません。手術後も痛みが取れなかったというケースもあります。

まとめ

膝と関節リウマチ

いかがでしたか
今回は「膝と関節リウマチ」についてみてきました。
最後はこの記事のまとめです。


・関節リウマチは関節に炎症が持続し腫れや痛み、関節破壊が起こる病気
・男性よりも女性の患者の方が多い
・初期は手の膝や指の関節が痛いこと、こわばりからはじまる
・早期発見、早期治療が大切
・関節リウマチは、薬物療法が基本

以上5つが今回のまとめとなります。

関節リウマチはとにかく、早期発見・早期治療がとても大切です。

最近関節がこわばる、痛いという方はもしかしたら関節リウマチの可能性があるので、ぜひすぐ病院に行って診断を受けてくださいね。

今では不治の病ではありません。
まずは早く治療にとりかかることが大切ですよ。