joint-care

2018/08/15

自分に合った靴を選ぼう。膝の痛みを軽減する方法

膝の痛みがある人にとっては、靴選びは非常に重要です。

様々な種類の靴が販売されていますが、踵の部分が硬い靴の場合、膝関節にかかる負担を軽減することができません。

また、ヒールの高い靴は、足首部分を不安定にしてしまうため、膝関節に負担をかけてしまいます。

そのため、靴を選ぶ際には、クッション性が高く地面からの衝撃を吸収することができ、また、膝関節の安定性と支持性をサポートしてくれるような靴を選ぶようにすることが大切です。

以下では、膝の痛みと靴にどのような関係があるのかについて説明した上で、膝の痛みがある方はどのような靴を選んだら良いのかについて説明していきます。
jointcare編集部 jointcare編集部

ジョイントケア編集部

膝の痛みと靴の関係

ランニング

膝の痛みを悪化させる原因の多くは、人間が歩くときに膝関節にかかる負荷によって生じるものです。

ただ歩くだけでも、膝関節には負荷がかかっているのです。

膝には、通常の歩行時で体重の2倍の負荷がかかるとも言われています。

特に、階段の登り降りにおいては、体重の約3倍、走るときに至っては、体重の約5倍もの負担が膝にかかっています。

そのため、膝関節への負担を軽減するため、靴選びが非常に重要であると言われるようになってきました。

通常、人間が歩いている際には踵から着地を行います。

そのため、踵から着地するとき踵から伝わってくる衝撃は膝の負担となるものです。

靴底が硬いタイプの靴を選んでしまうと、踵からの衝撃が直接的に膝の負担となってしまいます。

川底の靴やヒールの高い靴などはこの典型的な靴の例です。

靴を選ぶ際に大切なこと

そのため、膝の関節が痛いという方はできるだけ靴底が柔らかいもので、膝への衝撃を軽減できるものにすることが大切です。

靴底が柔らかければ、衝撃は靴底の部分で分散されます。

新しい靴を買わずとも、自分でインソール部分に中敷きを入れるようにすれば、靴のクッション性を著しく高めることができます。

ただし、クッション性の高い靴は膝にかかる負担を軽減することに役立ちますが、クッション性が必要以上に高い場合、蹴り出し動作がスムーズに行えない場合があります。

また、人間が歩く際に踵が着地するとき、大腿部の骨に対して膝下の骨が少し外側に回旋するという特徴があります。

この動きは膝への負担を軽減し、安定性と支持性を確保していると考えられています。

しかしながら、主に加齢などが原因となって膝関節周りの筋力が低下してしまうと、この回旋運動が十分でなくなり、膝のトラブルにつながると考えられています。

そのため、膝の痛みがある場合には、適切な靴を履くことによって、膝関節の安定性と支持性を確保することが大切です。

特に、変形性膝関節症などの場合には、この傾向が顕著となるため、きちんと自分に合った靴を履く必要があります。

かかと部分が高ければ高いほど、そのバランスをとるために膝に負担がかかってしまいます。

結果として、かかとの高い靴は膝の負担となるため注意が必要です。

膝の痛みがある場合の靴選びに際して大切なのは、靴に十分なクッション性があること、靴のヒールが低いこと、靴が踵と足首を固定する構造になっていることです。

膝痛の人が靴を選ぶ際のポイント サイズに合った靴選び

膝痛の人が靴を選ぶ場合のポイントを紹介していきます。

まずは、自分のサイズに合った靴を履くようにすることです。

自分のサイズが21cmであるにもかかわらず、19cmの靴を履いていたり、25cmの靴を履いていると膝に負担がかかってしまいます。

適正なサイズよりも小さい靴は、足首部分に負担がかかる一方で、適正なサイズよりも大きな靴は足首部分の安定性と支持性を失わせてしまいます。

そのため、まずは自分に合った靴をはくことが大切です。

意外に思われるかもしれませんが、朝の靴のサイズと夕方の靴のサイズは微妙に違います。

朝起きてすぐのときと夕方の時間とでは、脚のむくみのために1cm程度足のサイズが変わっていることも珍しくありません。

そのため、膝が痛い人は、できるだけ自分が靴を履いて出かけることが多い時間帯にわせて靴の購入に行くと良いでしょう。

專門の靴屋さんにいけば、自分の足のサイズをきちんと測ってくれるので便利です。

特に、外反母趾などを患っている方は、親指の付け根部分が気になってしまい、サイズの大きな靴を履く傾向があります。

しかし、大きい靴を履くと、より大きく歩行動作を行わなければならないため、膝関節に余計な負担をかけてしまうため注意が必要です。

靴のクッション性も確認しよう!

さらに、靴の踵の部分のクッション性が高いかどうかもしっかりと確認して下さい。

踵のクッション性が高ければ、膝に係る負担も分散されるようになります。

衝撃が分散されれば膝痛の痛みも軽減されるはずです。

靴を試着するときには、つま先の部分から合わせるのではなく、踵の部分で合わせるようにすることが基本です。

踵のクッション性を確かめるだけではなく、踵の部分がしっかりとホールドされているかどうかも確認して下さい。

踵の部分が靴で包み込まれている状態が理想的な状態です。

踵の部分が包み込まれていれば、足首部分が安定し、その結果として膝の安定性と支持性も保たれるようになるので、膝関節部分の負担が軽減されます。

踵の部分の高さはできるだけ低いものを選ぶことが大切です。

踵の部分に高さがある靴は足首の安定性がありません。例えば、ハイヒールの靴がこの典型です。

足首が安定していないと膝関節部分がぶれてしまうので、膝関節に負担がかかるようになります。

足首の安定性が高い靴には、ヒールカウンターと呼ばれる踵周りに頑丈な芯が入っています。

これによって踵部分が横ずれすることなく、足が外側や内側に傾いたり、ズレたりするのを防いでくれます。

膝が痛い人は、靴のデザイン性を重視するのではなく、きちんと負担を軽減するものを選ぶようにすることが大切です。

靴の幅も忘れずに合わせる!

靴

同様に、靴の幅もきちんと合ったものを選ぶことが大切です。

ゆったりしたサイズの方が楽そうだからと幅が広い靴を選んではいけません。

自分の足幅よりも広い靴を履いていると、足が広がってしまい、足のアーチが崩れる原因となります。

足のアーチが崩れてしまうと、足の筋力や膝関節に影響を与えるようになるため注意が必要です。

また、ブーツのように足首の関節が固定されてしまうものや、重い靴は足首の部分に負担を掛けることになります。

足首の関節が固定されている靴は、踵が地面に接地した際の衝撃を吸収することができないため、膝関節に衝撃がダイレクトに伝わってしまいます。

そのためできるだけかかとの高さが低いものを履くようにすることが大切です。

まとめ

膝の痛みに悩まされている場合には、自分の靴をきちんと選ぶことが大切です。

適切な靴を選ぶことができれば、膝の痛みを軽減させることができます。靴を選ぶ際のポイントは、クッション性が高いものを選ぶこと、ヒールはできるだけ低いものを選ぶこと、足首の安定性が高いこと、適正なサイズのものであることです。

ポイントを押さえてきちんと自分に合った靴を履くようにしましょう。