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2018/07/13

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関節の痛みにはプロテオグリカン!本当の効果を紹介します!

プロテオグリカンは、カサカサ肌の改善、シワやたるみ、アンチエイジングに効果があると言われたり、関節の痛みを緩和する効果があると言われている成分です。

実際、プロテオグリカンは、人間の細胞外マトリックスに存在する成分で、身体の関節軟骨を構成する主要な成分となっています。

このプロテオグリカンは加齢とともに減少していく傾向があるため、年齢を重ねると膝関節に負担がかかった際に十分に関節軟骨が膝関節の負担を吸収することができなくなって、炎症症状が生じたり関節に痛みが生じるようになります。

この記事では、まずはプロテオグリカンについて詳しく説明した上で、プロテオグリカンの関節に対する効果について紹介していきます。
jointcare編集部 jointcare編集部

ジョイントケア編集部

プロテオグリカンとは?

分からない女性
プロテオグリカンとは、グルコサミノグリカン(ムコ多糖)とタンパク質との共有結合した化合物の総称です。

かつては、ムコ多糖タンパク質とも呼ばれていました。

プロテオグリカンは、「美肌効果がある」・「肥満や糖尿病の予防効果がある」・「変形性関節症の症状を緩和する」・「炎症を抑制する」

などと言われています。

このプロテオグリカンは、私たち人間の身体の皮膚や軟骨などに多く存在しており、細胞と細胞の間を満たしている細胞外マトリックスの一つです。

プロテオグリカンは、コラーゲンやグルコサミン、コンドロイチンなどと同じように、結合組織の細胞外マトリックスを構成する成分となっています。

そのため、プロテオグリカンは、コンドロイチンやグルコサミンと同じように、細胞と細胞の間を満たし、保水性を保ちながら膝関節などにおいてクッションの役割を果たしています。

特に、軟骨の構成成分は約70%が水分であり、次にII型コラーゲン、プロテオグリカンの順に構成されています。

これをみれば、プロテオグリカンがいかに軟骨を構成する成分として含まれているかがわかります。

皮膚や軟骨の柔軟性・保水性・弾力性は、プロテオグリカンのような細胞外マトリックスによってもたらされているものです。

このプロテオグリカンには様々な種類があり、現在では、およそ20種類のプロテオグリカンが確認されています。

プロテオグリカンの成分は?

プロテオグリカンは、たんぱく質と糖鎖でできている複合糖質の成分です。

一般に、糖を成分として含んでいる物質は吸水性が高く、プロテオグリカンも高い吸水性を誇ります。

吸水性の高い成分の代表的なものとしてはヒアルロン酸がありますが、プロテオグリカンは、ヒアルロン酸と比較しても約30%も高い吸水力がありながら、構造も小さいことから浸透性も非常に高いと考えられています。

プロテオグリカンは、現在、サプリメントや化粧品として気軽に摂取できるようになりました。

プロテオグリカンは、鮭の鼻軟骨部を原料として作られています。

ただし、プロテオグリカンが開発された当初は、牛の気管軟骨という部位からしかとれなかったため、1g3000万円という大変高価な成分でした。

現在では、鮭の鼻軟骨部分からもプロテオグリカンが生成できることがわかったため、美容や健康に良い成分としてサプリメントや化粧品として気軽に使えるようにするための研究が盛んになされています。

プロテオグリカンは関節に対して効果があるの?

様々なECサイトにおいて、プロテオグリカンは「美肌効果がある」「変形性関節症の症状を緩和する」「炎症を抑制する」「肥満や糖尿病の予防効果がある」ことが謳われています。

しかしながら、プロテオグリカンに関して、信頼できる医学的データはありません。

プロテオグリカンは比較的新しく発見された成分であるため、まだまだ十分に医学的な検証が行われていないのが現状です。

そのため、プロテオグリカンが関節に対して本当に効果があるかについては、医学的にはまだわからないと言えます。

そもそも、プロテオグリカンをサプリメントして摂取したからといって、そのプロテオグリカンがそのまま身体の中に吸収されるわけではありません。

先にも説明したように、プロテオグリカンは糖質です。

そもそも、ある特定物質を経口摂取した後で、それが体内にそのまま反映されるという仕組みは、ビタミン類やDHAなどごく一部の成分における仕組みに過ぎません。

特に、プロテオグリカンのような糖質やタンパク質は消化吸収されたのちに身体全体に必要な各物質に再生成されるものです。

そのため、プロテオグリカンをサプリメントによって摂取したからといって、例えばそれが膝の痛みのある箇所でそのまま軟骨として再生されるわけではありません。

結局のところ、膝軟骨などにプロテオグリカンが存在することは間違いありませんが、人間の中でどのようにプロテオグリカンが生成されるのかに関してはまだまだ研究が進んでおらず、その仕組みも明らかとされていません。

なお、プロテオグリカンに関する安全性については、通常の食事に含まれる量を適切に摂取する際はおそらく安全であると考えられていますが、サプリメント等の成分を濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できるデータは提供されていません。

このように、サプリメントによってプロテオグリカンを摂取したからといって、本当に膝軟骨が再生されるのかどうかに関してはまだまだ研究が進んでいない状況にあるため、過度にプロテオグリカンに頼ることはできません。

厳密に言えば、プロテオグリカンは膝関節に対して何らかの効果をもつかどうかはまだまだわからないのです。

まとめ

プロテオグリカンは人間の膝関節といった関節部分に存在し、衝撃を吸収する役割を担っています。

プロテオグリカンが関節部分に多数存在していることは確かですが、プロテオグリカンをサプリメントなどによって経口摂取したからと言って、本当に膝関節部分の軟骨を再生させるような効果があるかに関してはまだまだ医学的な証明ができていません。

そのため、プロテオグリカンを摂取しただけで膝関節の痛みが回復するかどうかはまだわからないというのが現状です。