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ヒアルロン酸 錠剤

2018/06/13

膝の痛みにヒアルロン酸は効果がある?副作用は?!

年齢とともに膝の痛みを抱えている人やスポーツなどで膝の痛みを抱えている人は多いかと思います、この記事ではヒアルロン酸が膝の痛みにどのような効果があるのかについて詳しく紹介していきます。
jointcare編集部 jointcare編集部

ジョイントケア編集部

膝に痛み、膝に違和感があるという人はヒアルロン酸が良いと聞いたことがあると思います。

ヒアルロン酸は、非常に粘性が高く、動物の結合組織の成分として、皮膚・腱・筋肉・軟骨・脳・血管などの組織中に広範に存在している成分です。

関節の内部を満たしている関節液の主成分はヒアルロン酸であることが明らかとされています。

このヒアルロン酸は加齢とともに減少することがわかっており、例えば膝関節からヒアルロン酸が減少すると、関節同士が擦れ合ったり、衝撃を十分に吸収できなくなってしまうため、膝に痛みが出るようになります。

膝に痛みが出る代表的な疾患には、「変形性膝関節症」がありますが、膝関節に対してヒアルロン酸を注射して補うことにより、膝の痛みの症状を緩和することができます。

現在、臨床医学におけるヒアルロン酸の用途には大きく分けて2種類あります。

一つは変形性膝関節症など、関節炎症やその痛みを抑制するものとして使われる場合です。

もう一つの使用方法は、肌の保湿性を保ち「美容・美肌効果(皺取りなど)」を得るためのものとして使われる場合です。

しかし、ヒアルロン酸を経口摂取することによって得られる有効性については信頼し得るに足る十分な医学的データは存在しません。

一方、ヒアルロン酸を膝関節に直接注入することで、膝関節の動きを滑らかにし、膝の軟骨を守るとともに、膝の痛みや炎症を抑える効果があることは実験レベルでは認められています。

ただし、この理論上は膝の痛みがある場合にはヒアルロン酸の注射を続けた方がよいと言えますが、実際の臨床の現場においては確実にヒアルロン酸の効果があることまでは証明されているわけではない点には注意が必要です。

ヒアルロン酸の注射は膝の痛みに効果があるの?

膝痛い 男

膝関節の内部には、関節液と呼ばれるネバネバとした液体が少量存在しており、関節を滑らかに動かしたり、衝撃を吸収する機能を担うとともに、関節の軟骨に栄養を補給する働きをしています。

そのため、関節軟骨がすり減ってしまう疾患である「変形性膝関節症」となってしまうと、関節液の中にあるヒアルロン酸が少なくなった状態となり、関節液の粘り気と弾力性が失われてしまうので、膝がスムーズに動かなくなり、膝関節が軋むようになります。

ヒアルロン酸注射は変形性膝関節症の治療法の一つで、少なくなったヒアルロン酸を体外から関節内に注射することで補うものです。

ヒアルロン酸注射によって関節の動きの滑らかさと衝撃吸収作用が回復し、痛みが和らぐと考えられています。

変形性膝関節症に対する同じような治療としてステロイド注射がありますが、ヒアルロン酸注射は、ステロイド注射と比較して、作用の発現は遅いものの、症状緩和作用は長く持続することが特徴です。

ただし、ヒアルロン酸そのものには、軟骨を再生する効果はありません。

あくまでも、ヒアルロン酸は軟骨の磨耗を少なくし痛みも十分に和らげる効果が期待できるだけです。

ヒアルロン酸には、軟骨を再生させたり、増加させたりする効果はありません。

あくまでも、潤滑剤及び軟骨への栄養補給、軽い抗炎症・痛みの軽減効果があるという程度に考え、過度な期待をしないことが大切です。

一般に、変形性膝関節症に対するヒアルロン酸を用いた治療は軽症な患者さんほど効果が高く、重症な患者さんには効きにくいことが分かっています。

また、ヒアルロン酸注射による痛みを緩和する効果は短期的であり、決して長期間は続くわけではないことにも留意が必要です。

ヒアルロン酸注射による治療では、1週間毎に連続5回注射するのが標準的な治療法です。

ヒアルロン酸注射により治療に重い副作用が発現することは非常に稀で、注射した部位が少し痛む程度であることがほとんどです。

このため、ヒアルロン酸注射による治療の効果があると実感される患者さんには、ヒアルロン酸を連続5回注射した後も一定の間隔で引き続き注射を受けている患者さんもいます。

ただし、通常、ヒアルロン酸注射治療によって大きな問題が起こることはありませんが、極稀に関節の腫れ・痛み・感染症といった重い副作用が発現する可能性があるため、効果があまり感じられないにも関わらず、漫然とヒアルロン酸注射による治療を受け続けることはおすすめできません。

膝の痛みにヒアルロン酸は効果がある?まとめ

ヒアルロン酸を注射したとしても、ヒアルロン酸は時間の経過とともに身体に吸収されてしまいます。

そのため、ヒアルロン酸注射行ったとしても、膝関節の変形そのものを治療することができるわけではありません。

これは何度もヒアルロン酸を注射しても同じことです。

だからこそ、変形性膝関節症の症状がすでにかなり進行している場合には、ヒアルロン酸注射による効果があまり感じられないことがあります。

ヒアルロン酸を注射しても変形性膝関節症などの痛みが改善しない場合には、手術治療のような他の手術を選択した方が症状を緩和できる可能性は高くなります。