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更年期女性

2018/04/01

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閉経による関節痛の原因とは?痛みを和らげ改善していく治療法!

更年期になり、月経が止まる「閉経期」。

閉経を迎えると、カラダに変化が現れ、関節痛などの痛みで困っている方が多くいます。

実際に悩んではいませんでしょうか?

そこで今回は、なぜ閉経で関節痛が起こるのかと、痛みの改善・治療方法について紹介していきます。
jointcare編集部 jointcare編集部

ジョイントケア編集部

閉経と関節痛の関係・原因とは?

膝の痛み

女性の40代半ばから50代半ば、45~55歳くらいにかけて更年期という周期に突入しさまざまな「更年期障害」が現れ始めます。

その後、閉経を迎えて朝のこわばりや関節痛頭痛などの痛みに多くの方が悩まされ始めます。

痛みはあるものの、毎日のように日常的に違和感があるため、そのまま様子を見る方も多いのですが、原因を知ることで症状の痛みを和らげたり改善させたりすることができるのです。

この閉経後に現れる関節痛は、リウマチ反応抗CCP抗体が陰性であっても、赤沈CRPといった炎症反応がなくても、関節が痛いといった症状なのが特徴で、“更年期関節症状”と言われています。

この症状が起こる原因は、加齢や女性ホルモンの一種、エストロゲンの減少・低下によって、関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、関節内の水分減少、更に血液の循環が悪くなったりすることが挙げられます。

症状が現れ始めると、

  • ・階段の上り下りがつらい
  • ・かかとが痛く歩けない
  • ・常に手首に痛みがある

このような状態になってしまいます。

痛みを感じ始める最初の段階では、関節が鳴る程度なのですが、次第に、手指などの関節痛こわばり腫れ、また皮膚を蟻が這うような蟻走感を感じはじめます。

まずは、今起こっている関節痛は実際に何が原因であるかを知るには、病院での検査が必要になります。

そこで更年期関節症状と判断されたら、「リウマチ専門医」を受診するようにしましょう。

関節痛のセルフケア

野菜果物

まずは普段から自分で症状を緩和させる努力をしてみましょう。

痛みを感じる関節部分は温めることで痛みを抑えることができます。

あとは普段から積極的に必要な栄養素を摂るようにし、痛みが起こらない身体作りをしていきます。

関節痛の対処に必要な栄養素は、

カルシウムビタミンB群ビタミンCビタミンEです。

これらの成分・栄養素を積極にからだに摂り入れることで、血行が促進され骨や関節を維持させ、骨粗鬆症(こつそしょうしょう、骨粗しょう症)などの予防にもなります。

また、大豆イソフラボンも減少した女性ホルモンのエストロゲンを補うのに有効な栄養素です。

他にも、食生活の見直し、運動習慣を取り入れ体質改善、普段の食事で補うことができない部分はサプリメントで補うなどして下さい。

閉経からくる関節痛-病院での治療-

病院手の診察

閉経からくる関節痛の痛みには、少なくなった卵胞ホルモン(エストロゲン)を補う治療法の「ホルモン補充療法(HRT)」が効果的で有効です。

卵胞ホルモン(エストロゲン)と同時に、黄体ホルモンを投与し、月経があったころのホルモン状態に近づける治療方法です。

エストロゲン単独では子宮体癌のリスクが高まるので、黄体ホルモンを投与することで子宮体癌のリスクをゼロにまで減らすことができるので安全です。

この治療法は、更年期の症状に現れる、のぼせ発汗ほてりイライラなどにも効果があり、個人の状態に合わせて治療していきます。

更年期関節症状の痛みを完全に除外するには、個人差はありますが、2ヶ月から6ヶ月程のホルモン補充療法(HRT)で痛みを取り除くことができます。

病院では他にも、生薬を組み合わせることにより更年期にみられる女性特有のバランスの乱れを回復させる“漢方療法”もあります。

漢方薬での治療は、改善までに時間はかかりますが、副作用が少なくからだに優しく治療ができるのでおすすめです。

注意点

ホルモン補充療法中に、まれに不正出血やおなかの張り、乳房緊満感、嘔気などの症状が現れることがあります。

万が一このような症状が現れたら、すぐに担当医に相談するようにして下さい。

また、長期投与により、乳がんのリスクが若干増加することがあるようです。

そのため、5年以上の継続については担当医と相談しながら決めるようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、閉経で関節痛が起こる原因と痛みの改善方法、治療方法について紹介してきました。

関節痛は進行すると、手指、指、手足首、肘、膝などあちこちが痛みだしたり、腫れが生じ、軟骨や骨を破壊して歩行困難になったりとさまざまな悪影響を及ぼします。

また、肺や呼吸器、血管など、炎症が全身に及び、他の病気などを合併させる可能性もあるので注意が必要です。

閉経を迎え、関節痛が起こり始めたら、早めに病院で診察を受けて治療をするようにして下さい。