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成長 子供

2018/06/22

成長痛にはどのように対処したら良い?

成長痛は、これまで子供の骨が成長するときにでる痛みのことであるとされてきました。

現在でも、骨が成長して伸びるのに対し、筋肉の成長が追いついていないため、筋肉が引っ張られて痛みが生じると考えている方も少なくありません。

成長中の骨と比較すれば、筋肉の方が強度が高いために、ジャンプやランニングといった運動を繰り返していると、筋肉や靭帯が付着している骨端部に負担がかかりすぎてしまい、その部分が剥離して痛みが生じると考えられています。

しかし、骨が成長するときに痛みが生じることはないため、このような説明は、現代の医学では間違っているとされています。

むしろ、成長痛の痛みの多くは、「骨端軟骨障害」であることが今ではわかっています。

現在でも、病院に行って診てもらったときに成長痛と呼ばれることもありますが、これは通称であるため、医学的には骨端軟骨障害です。

骨端軟骨障害は、痛み自体は軽い症状であるため、すぐ治ることも多く、多少であれば無理をすることもできます。

その結果、障害を引き起こすこともあるため注意が必要です。

骨端軟骨障害とは、成長期に骨の端に痛みが出る症状のことを言います。

骨の端には骨が成長するために成長軟骨や骨膜が存在しています。

その部分は、スポーツなどで無理な負担がかかり、炎症などを起こって痛みが出ます。

これが骨端軟骨障害で痛みが出る原因であると考えられています。

以下では、成長痛と呼ばれる骨軟骨障害について詳しく説明した上で、その対処方法について説明していきます。
jointcare編集部 jointcare編集部

ジョイントケア編集部

成長痛(骨端軟骨障害)とは?

痛そう 子供

膝関節は、スポーツなどによる外傷や障害によって比較的痛みを生じやすい部位です。

障害が出る場合には、慢性的に続く痛みや決まった動きによって痛みが生じます。

特に、成長期の骨には、体格を大きくしていくための成長軟骨が存在しており、その箇所は、骨の中で最も脆弱な部分であるため、強い力が加わると損傷する可能性が高くなります。

骨の両端には、骨端線(成長軟骨板)と呼ばれる軟骨の帯が存在しており、骨の長軸の成長は、この部位(骨端線)での成長軟骨の細胞分裂成長軟骨細胞の骨化によって行われています。

要するに、この部位が身長が伸びるために最も重要な箇所であるため、この箇所に障害が生じると様々な症状があらわれるだけではなく、適切に治療されないと後遺症が残る場合もあるため注意が必要です。

骨が成長する成長期の骨格(子供の骨格)は、いうまでもなく未完成であり、成人より柔軟性に富んでいるものの、その耐久力は成人のもとと比較してやはり劣っています。

特に、10歳未満の小児の場合には、様々な動作について脳や脊髄のレベルで学習中の段階にあり、10歳未満で正しい基本動作を習得しておかないと、骨・軟骨・筋肉・間接などに無理な負担がかかるようになってしまいます。

成長期の骨格の中でも、最も物理的に時脆弱な箇所は、骨端(骨の端)や骨端軟骨部分です。

そのため、子供のスポーツ障害や何らかの疾患が原因となって膝関節周辺の血行や代謝が滞るような事態になった場合、骨・軟骨障害のほとんどがこの骨端な骨端軟骨で発生することが多いです。

骨端部分で生じる障害は、成長軟骨を損傷していることになるため、適切な治療をしないと、将来後遺症を残す可能性もあります。

骨端や骨端軟骨で生じた障害は「骨端症」と呼ばれます。

骨端症にも様々なものがありますが、膝関節や肘関節におこりやすいのは、離断性骨軟骨炎、膝下を押すと痛みが生じるオスグット病、一般に成長痛と呼ばれている骨端軟骨障害などが代表的です。

成長期の骨端や骨端軟骨は、外力に対して非常に脆弱な部分であるため、過剰なスポーツ活動によって損傷を受けやすくなっています。

また、骨端や骨端軟骨の障害は、初期症状としてあまり明確な症状を示さないことも多く、注意深く観察しなければ発見が遅れる場合も多いです。

そのため、発見したときには重症化している可能性もあるため注意が必要です。

成長痛(骨端軟骨障害)の対処法

泣いてる子供

骨端症の多くは、自身の耐久力を超える運動負荷が原因となって起こる病気です。

また、成長痛(骨端軟骨障害)のような病気になると、下肢のバランスが狂ってしまうので、膝や足首、腰にさらに負担がかかり、痛みの原因となる場合もあります。

そのため、まずはスポーツ活動や運動を中断して、痛みをはじめとする症状がなくなるまで安静にすることが必要になります。

骨端症で強い炎症や痛みが生じている場合には、アイシングや湿布剤などによって消炎・鎮痛を行うことも重要となります。

その際には、できるだけ包帯やテーピング、サポーターなどを使用して患部を固定しておくと回復が早まります。

症状が回復してスポーツ活動や運動に復帰する場合には、痛みや苦痛が起きない程度の運動に留めて、発端症の再発を防ぐようにすることが大切です。

無理のない範囲でストレッチを行って、膝関節周辺の筋肉の柔軟性を高めておくことも大切です。

小児期の骨端症の治療において重要なことは、骨端部分で生じている骨のズレを元の位置に戻すことが重要です。

そのため、適切に骨の位置を正しい医師に整復する必要があります。

これは医師による高度な技術が必要となるため、適切な知識を持った医師に相談するようにしなければなりません。

その上で、損傷を受けた骨端や骨端軟骨がしっかりと骨になってしっかりと安定するまで固定することが大切です。

早期に固定を外して関節部分に負担を掛けると、痛みが再発する可能性もあるため注意が必要です。

また、固定を外したためにその箇所がズレたまま固定されてしまうと、後遺症が残る可能性もあるため注意が必要です。

代表的な後遺症としては、骨の成長が早期に止まってしまい、骨が伸びなくなってしまう成長障害や骨がズレたままくっついたことで生じる変形などを挙げることができます。