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サプリメント手に乗せる

2018/07/25

コンドロイチンで軟骨を増やす!本当の効果を紹介!

コンドロイチンは、「骨の形成を助ける」「動脈硬化や高血圧を予防する」などと言われている物質です。

そのため、コンドロイチンを摂取すると、老化などが原因となって減少してしまった膝軟骨を回復させると言われています。

最近では、このような膝痛を緩和する一つの方法として、サプリメントとしてコンドロイチンを摂取することで、軟骨の減少を防ぎ、膝関節の炎症を防ぐと共に膝痛を緩和できるという研究も盛んに行われています。

以下では、コンドロイチンを摂取すると軟骨が増えるのかについて詳しく説明していきます。
jointcare編集部 jointcare編集部

ジョイントケア編集部

コンドロイチンって何?

分からない女性

コンドロイチンとは、動物の細胞・繊維・臓器などを結びつけ、それらの支持・保護・栄養補給といった役割を担っている結合組織です。

人間の骨と骨を繋いでいる関節部分には軟骨が存在していて、この軟骨は加齢とともに劣化していきます。

加重の衝撃を膝関節が支えきれなくなると、その箇所の骨や軟骨が変形する「変形性膝関節症」という疾患に結びつきます。

その結果として、膝痛などの症状が出てしまうので注意が必要です。

これは、膝関節にある軟骨が減少してしまうと、ある骨とある骨が摩擦を引き起こし、それによってその箇所が炎症を起こして膝痛などにつながるからだと考えられています。

正式には「コンドロイチン硫酸」と呼ばれています。

コンドロイチンは関節軟骨の約27~43%を占めており、コンドロイチンをはじめ、「ヒアルロン酸」「グルコサミン」はいずれも軟骨を構成するものです。

コンドロイチンはタンパク質と結合して軟骨や皮膚中にたくさん存在しています。

このコンドロイチンの主成分は「ムコ多糖体」と呼ばれる物質です。

ムコ多糖体はネバネバした粘着物であるために膠質とも呼ばれています。

ムコ多糖体のムコ(MUCO)とは、ラテン語で粘液の意味、ネバネバしているものを意味しています。

ムコ多糖体がネバネバしているのは、水分に富み、体の水分調整の役割を担うためです。

しかし、関節部分にあるムコ多糖体は加齢と共に水分量が減少することで、コンドロイチンの分解と合成の力が分解に偏ってしまう結果として、保水力がさらに失われていき、関節部分に痛みが生じるようになると考えられています。

サプリメントしてのコンドロイチン

サプリメント

このコンドロイチンはサプリメントとしても活用されている物質です。

コンドロイチンは、食物からの摂取も可能で、納豆・オクラ・山芋・ウナギ・フカヒレ・スッポン・カツオ・マグロなどに多く含まれています。

現在では、サプリメントとして気軽にコンドロイチンを摂取できるようになっており、関節痛や神経痛の症状緩和等の目的で使用されています。

ただし、コンドロイチンが軟骨の成分であることは事実ではあるものの、サプリメントとして経口摂取しただけで膝関節の軟骨が再生するわけではありません。

サプリメントの多くは、動物の軟骨から抽出されています。

商品として販売されているコンドロイチンの多くはサメ軟骨から生成されていますが、鮭・クジラ・なまこなどの水中生物、牛・豚・鳥などの陸上動物の軟骨から抽出されることもあります。

このように、健康食品として販売されているコンドロイチンですが、コンドロイチンが含まれるサプリメントを摂取したからと言って、人間は食べた物質がそのまま体中に行き渡るような構造になっているわけではありません。

したがって、サプリメントを摂取することでグルコサミンを体内に取り入れたからといって、グルコサミンのままで身体の各関節部位に配分されるわけではないことを十分に理解していく必要があります。

サプリメント商品として販売されているコンドロイチンは、関節痛を和らげる効果、肌にみずみずしさを与え、ハリを与える効果があると言われています。

コンドロイチンは本当に効果があるの

しかし、その効果に対して懐疑的な研究も多数あるため注意必要となります。

ムコ多糖体が主成分であるコンドロイチンそのものはタンパク質とブドウ糖によって構成されている物質です。

タンパク質やブドウ糖などは、人間の身体に消化・吸収された後で身体全体の必要な箇所で各物質に再生成されることになるため、たとえグルコサミンを大量に摂取したからといって、それがそのままヒト体内の必要部位に対して再生成されるわけではないのです。

このように、コンドロイチンを摂取しただけでは、膝関節部分の軟骨が再生されるわけではありません。

現在のところ、科学的には、コンドロイチンを摂取すれば膝痛が緩和されるかどうかはまだわかっていないというのが現状です。

まとめ

コンドロイチンは人間の全身に存在する成分で、特に関節部の軟骨に数多く存在しています。

実際、コンドロイチンは軟骨を構成する主成分です。

そのため、コンドロイチンを摂取すると軟骨が増えると考えられています。

しかしながら、サプリメントなどによってコンドロイチンを摂取したとしても、それが軟骨を再生することに繋がるのかどうかについては、科学的に明らかとされているわけではありません。

コンドロイチンを摂取したとしても身体の害になることはありませんが、まだその効果は明らかとなっていないことをきちんと理解しておくことが大切です。