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関節症と関節炎の違い

2017/07/01

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関節症と関節炎の違いと膝に痛みを引き起こす原因

30歳を過ぎると痛みが出てきやすい関節ですが皆さんは痛みを抱えてはいませんか?
関節の痛みで検索すると関節炎や関節症が出てきますが、この二つはそもそも言葉の意味合いが違います。
そこで今回は、関節症と関節炎の違いについて紹介していきます。
現在、膝に痛みを抱えている方は、是非この記事を参考にし、どのように対処すれば良いのか知っておきましょう。
大竹尚斗 尚斗 大竹

柔道整復師
CSCS(NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
救命技能認定

・東洋大学ライデザイン学部健康スポーツ学科卒
・さいたま柔整専門学校卒

スポーツに本気で取り組むアスリートや学生のサポートをするため、スポーツ系の大学を卒業したのち国家資格である柔道整復師を取得。
接骨院に勤務しながらNSCAの上位資格であるCSCSを取得し、現在は柔道整復師の医学的な目線を活かしながらコンディショニングや身体能力向上専門のパーソナルトレーナーとして活動している。

関節炎と関節症の違い

関節炎と関節症の違い

関節の痛みについて調べると「関節炎」と「関節症」をよく目にしますよね。

この二つは似ていますが、実は全くの別物なのです!

関節炎とは文字通り関節に炎症が起きている事を言い、関節で炎症が起こることで様々な症状が出てきます。

例えば動かしずらい、腫れがある、患部が熱を持っている、患部が赤っぽいなどです。

関節炎を起こす病気は変形性関節症や関節リウマチなど様々です。

一方、関節症は関節で起きている症状の総称です。

例えば関節が炎症を起こしている状態は関節炎ですよね?

関節症は関節で痛みや炎症が出ているケースに使います。

ポイントは関節炎以外の症状が出ていても関節症であるという点です。

変形性膝関節症と言う病気があります。

関節軟骨がすり減ることで膝関節の形が段々と変形してくる病気です。

この場合炎症以外の症状、「変形」が含まれていますよね?

なので病名に関節症と入っているわけです。

簡単にまとめると、関節炎は関節症で起こる症状の一つではあるけれど、関節症=関節炎ではないんです。

ここまでで関節炎と関節症について分かっていただけたと思います。

ですが関節の痛みについて調べるとよく聞く「関節痛」というワードがありますよね。

この関節痛と関節炎、関節症とはどういう関係なの?と気になりませんか?

そんな「関節痛」についてわかりやすくまとめてみました。

関節炎と関節痛の関係

関節炎と関節痛の関係

まず関節炎はその文字の通りに関節が炎症を起こしている状態です。

関節の炎症は様々な原因で起こりますが、有名な例は年齢を重ねるとともに関節軟骨がすり減って骨と骨同士がぶつかることで炎症が起こるケースです。

他にも関節リウマチなどの自己免疫性疾患で炎症が起こる人もいます。

このような「病気」で関節が痛みますよね?それが「関節痛」です。

「関節炎=関節痛」というわけではなく「関節炎が原因で関節痛になる」が正しいです。

ですが必ずしも病気だけが原因というわけではなく、他の例としてはスポーツなどで膝を酷使した場合に痛むケースもあります。

このように関節炎と関節痛は別のものですが、その関係は深いと言えるでしょう。

では関節炎はどのような時に起こるんでしょうか。

次は関節炎を発症する原因を見ていきましょう。

関節の炎症はどうして起こるの?

関節の炎症はどうして起こるの

関節炎は肘膝や肩、手首足首、指関節まで全身の様々な関節で起こる可能性があります。

関節炎を引き起こす病気を一部紹介します。

  • 細菌性関節炎
  • ウイルス性関節炎
  • 関節リウマチ

それでは順番に見ていきましょう。

細菌性関節炎

体内に侵入した細菌が関節内に侵入したり、手術や注射、外傷などの原因で直接感染して関節内で細菌が悪さをして炎症が起こる病気です。

免疫力の高い人なら発症しにくいのですが、幼児や高齢者など免疫力が落ちている人が発症しやすいです。

主な症状は痛みや腫れ、患部が赤っぽくなったり熱を持ったりします。

度合いにもよりますが、激しい痛みと、熱によって全身の倦怠感が出ることもあります。

もし患部が腫れている場合は関節内に水や膿が溜まっている可能性があります。

放置すると関節が破壊されて変形や障害が残ったりしますので早期治療をすることが大切になってきます。

ウイルス性関節炎

ウイルス性関節炎は細菌性関節炎と同様にウイルスに感染してそのウイルスが関節内に侵入したり、手術や注射、外傷などの原因で直接感染することで発症します。

感染してから数時間から数日以内に関節に痛みや腫れ、発熱、全身の倦怠感などの症状が出てきます。

もし体の調子が悪く関節に痛みがある場合はすぐに病院へ行って原因のウイルスを突き止めて治療しましょう。

関節リウマチ

関節リウマチは30代~50代が発症のピークと言われていて、男女比は1:4と女性は男性に比べて4倍も多くなっています。

なぜ関節リウマチになるかと言いますと、私たちの身体には侵入してきた菌やウイルスを攻撃する機能があります。

これを自己免疫と呼びますが、この自己免疫機能に何らかの異常が起きて自分の細胞を攻撃することで痛みが出ます。

主な初期症状は朝起きて手足の関節がこわばったり、歩くと足の関節に痛みが出てくる方は注意が必要です。

痛むときは左右対称に痛むことがこの病気の特徴で、この症状が当てはまる方は関節リウマチの疑いがあります。

関節リウマチを放置すると関節の炎症による痛みが持続的になり、関節が変形して歩けなくなったり物を持つことが出来なくなってしまいます。

以前は対症療法でしたが2017年現在は治療法が確立され、軽度なら薬を処方してもらい治しますが関節が変形するほど症状が進行してしまうと手術などで形を整形するなどするしかありません。

術後のリハビリや痛みのケアに長い期間がかかりますし、痛みも伴うので慢性関節リウマチの症状がある場合は専門医を受診して早期治療をしましょう。

痛みがひどくなる前に

関節炎も関節症も症状が悪化するにつれ痛みが激しくなることがあります。

そうなる前に、専門家の医師に診てもらうようにしましょう。

早期治療が症状改善に繋がることもあるので納得がいくまでしっかりと医師に相談するようにして下さい。

また、通っている病院で症状がいつまでたっても改善しないようでしたら、時にはかかりつけとは別の病院へセカンドオピニオンとして行ってみることも重要です。

まとめ

関節症の違いから関節炎を引き起こす病気

いかがでしたか?

今回は関節炎と関節症の違いから関節炎を引き起こす病気までご紹介しました。

関節の痛みは今後の日常生活に支障をきたすような怖い疾患である可能性もあります。

もし関節が痛い方がいましたら、早めに専門医を受診して詳しい検査をし、原因を診断してもらいましょう

処置が遅れると手術などが必要になる場合もありますので、一人で痛みと戦わずに専門家と相談して疑問を解消しながら治しましょう!