しかし、何故リウマチ(リウマチ性疾患)になる方がいるのでしょうか。
そこで今回は、リウマチの発症原因ついて詳しく紹介していきます。
もし、関節に痛みを感じているような方は、是非参考にし早めの対処をするようにしてください。

意外と身近な病気 関節リウマチ

関節リウマチは皆さんも一度は聞いたことがある病気ではないでしょうか。
お年寄りの方が掛かる病気かと思われがちですが10代から90代まで起こる病気で全国で患者数が70万人から100万人ほどなんです。
初期症状の特徴は朝方に手足の指に腫れや痛み、こわばりが現れますがそれが次第に膝やひじ、肩、股関節などの全身の関節に広がっていきます。
症状が進むと左右手足の関節が変形し動かしづらくなり元の状態に戻すことが難しくなってしまいます。
また、全身に現れる症状で微熱、食欲の減少、貧血、目や口が乾燥したり、息切れ、だるい、疲れなどもあります。
関節リウマチは特に女性が多いと言われており、女性は男性に比べ約4倍の発症率です。
中でも家事や育児、仕事などで一番忙しく、周りから頼られることも多くなる30代~50代が発症のピークと言われており注意が必要です。
このように誰にでも起こりうる関節リウマチですが何が原因で起こるのでしょうか。
原因がわかれば対処できますよね。
関節リウマチの痛みの原因

そもそもなぜ関節に痛みが生じるのでしょうか。
簡単に言えば関節で「炎症反応」が起きているからなんです。
私たちの体の免疫機能は本来体内に侵入したウイルスや細菌などを攻撃する働きをします。
ですがこの免疫機能が何らかの原因で誤作動を起こし、自分自身を攻撃してしまうことで痛みが生じ炎症反応が起こります。これを「自己免疫疾患」と呼びます。
関節リウマチは自分の関節組織をウイルスや細菌などと同様に攻撃するものと誤認し攻撃し、破壊することが原因で関節の腫れや痛みが起こってしまいます。
関節は骨と骨が直接ぶつからないように軟骨部分に関節包と呼ばれる袋で覆われておりその中には滑りをよくするために「関節液」というものが存在しています。
この関節液があることで関節がスムーズに動くのです。
関節液は薄い膜と滑らかな組織で作られている「滑膜」と呼ばれる組織で作られています。
リウマチによる炎症はこの「滑膜」を免疫細胞が攻撃を始めることで起こります。
関節リウマチがどのような病気か段々わかってきましたか?
ではどうしてリウマチになってしまうのでしょうか。
関節リウマチになる原因

どうして関節リウマチになってしまうのか?
実は現在の医療では詳しい原因はまだ完全には解明されてはいないんです。
ですが先程も書きましたが女性に発症する割合男性の4倍とかなり高いため女性ホルモンに関係があるのではないかと言われています。
女性ホルモンには直接発病を促す働きはありませんが自己抗体の働きを活発にしたり免疫反応を促す効果があります。
女性に多く発症する原因として妊娠や出産、閉経など女性特有のホルモンバランスの乱れ、異常が関連しているのではないかと考えられています。
科学的な根拠はありませんが、女性に多い統計で年齢が30代~50代に多いとなるとはやりホルモンバランスの乱れが原因の可能性が高いので当てはまる方は注意しましょう。
また、別の要因として遺伝でもあると考えられています。
親が関節リウマチで子供が関節リウマチになる可能性は一割程度ですが発症の原因の約40%は遺伝子だということがわかっています。
しかし、環境による要因も大きいと考えられており普段からの睡眠不足や慢性的な喫煙、身体的精神的ストレス、疲労が積み重なることで発症します。
なので普段から健康的な生活を心がけることが一番の予防になりますね。
長引くストレスでリウマチが悪化!?

先程も書きましたが身体的ストレス、精神的ストレスは大敵です。
発病してしまった後に痛みや治療でストレスを感じる人が多いようです。
確かに慢性的な痛みでストレスを感じないほうが難しいかもしれません。
日々ストレスを感じることで症状が悪化してしまう人もいるようです。
ではどうしたらいいのでしょうか。
関節リウマチと診断されたら
関節リウマチと診断を受けるとショックを受けてしまい気分が落ち込むことでストレスになってしまいます。
リウマチは治せる病気なので悲観的にならずに必ず治すと前向きになり病気をうまく付き合っていくことが大事です。
リウマチだからと自分の生活に制限を掛けるのではなく自分のやりたいことは積極的に行うことも大切です。
今仕事をしている方でリウマチを発症してしまった方もいるのではないでしょうか。
仕事を辞めたり転職をするとそれだけでストレスになったり新しい環境に馴染めずにさらに悪化してしまうケースもあります。
子育てをしている方もいるのではないでしょうか。
休日にお子さんを連れて遊びに行っても関節リウマチの痛みでイライラして家族に当たってしまう方も実際にいらっしゃったようです。
50歳になり身体が思うように動かなくなっていくのに関節リウマチの痛みで更に動けなくなり健康的な生活を送れなくなってしまうケースもあります。
そのためしっかりと医師と相談し病気を受け入れ、自分の周りにも病気を説明し理解してもらって、しっかりと治療していくことが最も重要です。
誰でも聞いたことがある病気なのでしっかりと話せば大丈夫です。
今病気で悩んでいる方も自分の症状を身近な人に相談してみてはいかがでしょうか。
ストレスが軽減して関節リウマチの症状を緩和したり、早く治せるかもしれません。
まとめ

いかがでしたか?
今回は、リウマチを発症する原因ついて案内してきました。
関節リウマチはからだの関節内部で起こる自己免疫疾患による炎症なので初期の段階では目で見える変化はありません。
しかし、痛みや腫れは症状として現れますので違和感を感じたらすぐに病院に行き、専門医の受診してちゃんとした検査を受けましょう。
早期発見、早期治療が早い完治につながります。
また、ストレスは大敵なので一人で悩まずに周りに相談し、自分なりのストレス解消法を見つけて実践しましょう。
関節リウマチは日々の何気ない生活で自分の意識を健康志向に切り替えてストレスのない生活を送ればある程度は防いだり症状を軽減出来ます。
30代~50代の女性はもちろんですが10代からでも発病しますので自分は男性だから大丈夫、女性だけど出産経験もないし20代だから大丈夫と思わずに日々の生活を見直してみましょう。